食事が生きる力、死に立ち向かう力になるのだ。 [生きる]
きょうも風が強い。大相撲の春場所(大阪場所)の土俵は荒れると云われていたが今はどうだろう、こんなことが頭をよぎった。それにしても今年の春の天候は荒れる。
どうすれば人は豊かな死を迎えられるのか。
いま、終末期医療の現場で注目されているのは「食」。患者の心のケアの手段として”食のチカラ”が注目されるようになってきている。
この番組は、大阪にある淀川キリスト教病院のホスピスを取り上げたドキュメンタリーだった。
毎週土曜日の夜、患者が希望する食事をなんでもかなえるのだ。患者がオーダーするのは、新婚旅行で食べたお好み焼き、母が作ってくれたわかめの味噌汁、オージービーフのステーキ、夫婦で食べるすき焼きなどなど。人生のあるときの思い出を、少しでもそれに近づけようと聞き取りをし工夫する栄養士、調理師たち。配膳する人も大切。
患者はもう殆ど食べられない状態なのだが、希望の料理が目の前に並べられると笑顔がほころぶ。例えば、すき焼きを希望した患者は自分は豆腐一個しか食べられなかったのだが、奥さんにはもっと食べろもっと食べろと云ったよし。
ホスピス副院長は「患者が食を楽しむことこそが最期の生きる力、死に立ち向かう力になるのです」と云っている。
わたしはこのドキュメンタリーを見て、栄養補給に点滴をおこなうとか胃に直接栄養分を流しこむとかということではなく、口によって食べ物を体内に入れる即ち食べることの大切さを知った。患者も体力をつけるためには食わなければならないと云っていた。
病院の医師や看護師の医療スタッフ、栄養士や調理師の食のスタッフが患者の「命」に一心に向かっていることに感動した。死は必ず訪れるもの、齢を重ねてくるとそれについて色々と考えることがあり番組に引きこまれたのだろう。
残念ながら途中から見たので、必ず再放送があると思うのでその時は見逃さないようにしたい。
きょうの付け足し; 横浜緋桜
例年、ソメイヨシノより早く咲く横浜緋桜が今年は負けそうに見えたので、強風の中行って見てきた。芽吹きはじめたケヤキ並木の向こうに横浜緋桜が見えたがまだ咲いていない。
その向こうに赤い花が見えたので行ってみたら、咲いていた。ここは窪地になっていて風当たりが弱く気温が高かったのかな?
東京の方では満開のところもあるらしいが、横浜は? 開花宣言が出たのかな?
公園内を見渡すと次のように咲いている桜もあった、でもこれはソメイヨシノではないようだ。ソメイヨシノはほとんどがやっとほころびはじめたところだ。
2013-03-18 14:54
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