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老いたるものは・・・。 [考える]

 きのうは雲が多いとはいえ晴れました。気温も上がりました。
 きょうは朝、霧雨が降っていましたが、晴れて暑くなりました。お天道さんが出たので気付いたのですが、ベランダに差し込む日の位置が違ってきました。日没の時間も早くなったように思うのは気のせいでしょうか。夏至から1ヶ月半、季節は移っています。

 きのう、スポーツセンターへの行き帰りに保土ヶ谷公園を通りましたが、晴れると人出も多くなり、子供たちもたくさん遊んでいました。

 桜の黄葉が目につくようになりました。

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 道には落ち葉が散って、アスファルトにへばりついています。

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 落ち葉は、幹から”もういらないよ”と見放され地上に落ち、風に飛ばされ吹きだまりとなり、美観上よろしくないと集められ燃やされます。

 私たち人間社会を見ている気になります。

 間もなく総選挙。国会議員を目指すおじさんおばさんにとってはしんどい夏です。”マニフェスト”なるものを振りかざしています。なぜ、”公約”ではいけないのでしょう。公約は”できないこと””やる気がないこと”の代名詞だから使うわけにはいかないのですね。国民の目くらましとして”マニフェスト”になったのです。

 メディアはマニフェストの中の”少子化対策””子育て支援”を盛んに報じています。必要な政策だとは思いますが、私・老人は不満です。老人対策が一切云われていないからです。

 「アメリカがくしゃみをすれば、日本は肺炎になる」(でしたっけ?)と云われた時代に景気の上下する大波にもまれながら必死に働き、子供を生み、育て・・・そしていまは老人です。お陰様でなんとか年金で生かせてもらっています。愚痴になりますが、年金から所得税が天引きされ、自分の事は自分でしろと「介護保険料」も天引きされ、どこかの政党は「扶養者控除」をやめにするといいます。扶養者控除がなくなるということは年収が増えたことになり所得税が増えます。それに伴い、県・市民税も増えるのです。私の手取金額が減るのです。子供を育てた上に、今度は孫の養育の手伝いもやれということですね、日本国の将来のために。

 「後期高齢者」とはよく云ったものです。病院通いなどで金がかかるから、必要な治療もしないで早くあの世に行けと云わんばかりです。

 落ち葉を見る度に、落ち葉と自分を比べている私です。落ち葉は本来木の下、土の上に落ちて土に帰り養分となって木を育てます。その繰り返しが豊かな土壌を作るのです。人の世では、土に帰れないように、集めやすいようにアスファルトやコンクリートで覆い、邪魔だからと集めて燃やしてしまいます。集め燃やす費用は自分で払へということのようです。豊かな日本を作る要素である老人の利用価値は認めず、いままでご苦労さまでしたの一言があるわけでもありません。

 「こうきこうれいしゃ」をパソコンで変換すると「光輝高齢者」にもなるんですよ。老人が心楽しく、希望を持って生きることは日本では難しいようです。働くしか能のない人間は早く逝くべきなのでしょう。老人が少なく、若者が多い国、日本こそ為政者が目指す国です。税金がどんどん入って、政官が自分たちのためにお金をどんどん使える国です。

 「枯れ落ち葉」から愚痴になってしまいました。口直しにキノコの写真を1枚。サルノコシカケ科のものだと思いますが、上面がどうなっているのか高いところにあるため見ることができず分かりません。左右の大きさが25cm位あるのではないでしょうか。白いので目立ちます。(保土ヶ谷公園にて)

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